「不動産一括査定って実際どうなの?」「やってみたら営業電話がすごいって本当?」——そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産一括査定を実際に利用した経験者30人への独自アンケートの結果をもとに、申し込みから査定結果を受け取るまでのリアルな流れ、良かった点・困った点を包み隠さずお伝えします。
これから不動産の売却や査定を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
不動産一括査定とは?仕組みをサクッと解説
不動産一括査定とは、1回の情報入力で複数の不動産会社にまとめて査定依頼ができる無料のWebサービスです。
通常、不動産の査定を依頼するには、1社ずつ個別に連絡する必要があります。一括査定サイトを利用すれば、物件情報と連絡先を1度入力するだけで、最大6〜10社程度に同時に査定を依頼できます。
一括査定の仕組み
一括査定サイトの基本的な流れは以下のとおりです。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①情報入力 | 物件の種類・所在地・面積・築年数・売却希望時期などを入力 |
| ②不動産会社の選択 | 対応可能な不動産会社が一覧表示され、依頼先を選択 |
| ③査定結果の受け取り | 各社から査定額と根拠が届く(メール or 電話) |
利用は完全無料です。不動産会社が一括査定サイトに紹介料を支払う仕組みのため、利用者に費用は一切かかりません。
机上査定と訪問査定の違い
査定には「机上査定(簡易査定)」と「訪問査定」の2種類があります。
| 項目 | 机上査定 | 訪問査定 |
|---|---|---|
| 方法 | 物件データ+周辺相場から算出 | 現地を訪問して実物を確認 |
| 所要時間 | 最短即日〜3日程度 | 1週間〜10日程度 |
| 精度 | やや低い(±10〜20%程度) | 高い |
| おすすめの人 | まず相場を知りたい人 | 売却を具体的に検討中の人 |
一括査定サイトでは、多くの場合「机上査定」か「訪問査定」かを選択できます。「まずは相場だけ知りたい」という方は机上査定がおすすめです。
不動産一括査定サイトの仕組みやメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

【体験レポ】不動産一括査定をやってみた流れ
ここからは、実際に不動産一括査定をやってみた流れを、ステップごとに時系列でレポートします。
STEP1:サイト選び〜情報入力(所要時間:約5〜10分)
まずは一括査定サイトを選び、フォームに物件情報を入力します。
入力する主な項目:
- 物件の種類(マンション・一戸建て・土地など)
- 物件の所在地
- 専有面積・土地面積
- 築年数・間取り
- 売却希望時期
- 氏名・連絡先
入力はチャット形式やフォーム形式で進み、早ければ1〜2分、じっくり入力しても5〜10分程度で完了します。
入力が終わると対応可能な不動産会社が一覧で表示され、依頼先を選択して送信します。
備考欄がある場合は、「メールでの連絡を希望」と記入しておくと、電話の頻度を抑えられます。
STEP2:不動産会社からの連絡(当日〜翌日)
申し込み後、早ければ当日中に不動産会社から連絡が届きます。
今回のアンケートでは、2〜3社から連絡を受けた人が半数以上という結果でした。連絡内容は主に以下の3点です。
- 物件情報の確認・補足ヒアリング
- 売却の背景や希望条件の確認
- 査定方法(机上 or 訪問)の確認
連絡手段については、アンケートでメールを利用した人が電話希望の人より多いという結果が出ています。備考欄に「メール希望」と書いておけば、多くの会社はメールで対応してくれます。
STEP3:査定結果の受け取り・比較(2日〜1週間)
机上査定の場合、最短即日〜3日以内に査定結果が届きます。訪問査定は現地調査が必要なため、1週間程度かかるのが一般的です。
査定結果には通常、以下の内容が含まれます。
- 査定額(売却想定価格)
- 査定根拠(周辺の成約事例、路線価、市場動向など)
- 売却プランの提案(販売戦略、想定スケジュール)
複数社の査定額を比較する際は、金額だけでなく「なぜその金額なのか」という根拠をセットで確認することが重要です。査定額の根拠を明示することは宅地建物取引業法で義務付けられています。
STEP4:訪問査定・媒介契約へ
査定結果を比較して気になる会社が見つかったら、訪問査定を依頼します。訪問査定では担当者が実際に物件を見て、より正確な査定額を算出します。
訪問査定で確認される主なポイント:
- 室内の状態(リフォーム歴、設備の劣化など)
- 日当たり・眺望
- 周辺環境(駅距離、商業施設、学校など)
- マンションの場合は共用部分の管理状態
訪問査定の結果に納得できれば、不動産会社と媒介契約を結んで売却活動がスタートします。
【独自調査】経験者30人アンケート結果を大公開
ここからは、不動産一括査定を実際に利用した経験者30人への独自アンケートの結果を、テーマ別に紹介します。
利用した理由は「売却目的」が約3分の2

不動産一括査定サイトを利用した理由を聞いたところ、「売却目的」が約3分の2を占めました。次いで「不動産の価値を知りたい」が約3分の1という結果です。
実際に売却を進める方だけでなく、「まずは自分の不動産がいくらなのか知りたい」という情報収集目的の方も一定数いることがわかります。
将来に備えて不動産の価値を知っておきたい人も一定数いるので、気軽に利用できます。
利用したサイトは大手が中心

利用した一括査定サイトとしては、SUUMO・すまいValue・イエウールといった知名度の高いサービスが多数を占めました。
サイト選びの基準として、「知名度・信頼性」「提携会社の多さ」「入力の簡単さ」を重視する声が目立ちます。
CMを見てサービスを知っていたり、賃貸契約でなじみがあったりするのが利用の決め手になった人も多いようでした。
[su_tabs][su_tab title=”イエウールの口コミ” disabled=”no” anchor=”” url=”” target=”blank” class=””]
【選んだ理由】加盟されている不動産会社がとても多かったので、地方であっても様々な会社から選べ、選択肢が広がると思い選びました。
【良かった点】大手の不動産会社はもちろんでしたが、地域に根付いた会社にも一括査定をしてもらえたので、その点は非常に良かったです。
【改善してほしい点】営業電話がとにかく多く、メールでの連絡にして下さいと伝えていたにも関わらず電話だった業者もいたので、その点は改善してもらいたいです。
(40代/男性/年収600万円~800万円未満/広島県)
【選んだ理由】細かな査定を行いながら、地域性にフィットした情報を的確に発信してくれるところに期待が持てたから、今回利用してみました。
【良かった点】地方の土地であっても正確な情報をスピーディーに発信してくれたので、自力で調べるより参考となる情報が収集できました。
【改善してほしい点】サポートセンターのオペレーターに差があり、不動産の知識が乏しい人がいる点は残念でなりません。
(30代/男性/年収200万円~400万円未満/秋田県)
【選んだ理由】登録している業者数が多いという点と、地域密着型の店舗も複数存在しているので、それなりに査定を出してくれる件数があると思ったから。
【良かった点】やはりすぐに査定結果が出やすい点と、多くの業者からいろいろな情報や査定結果をもらえるのが大変便利だと思います。
【改善してほしい点】 もうちょっと営業の在り方については考えてほしいかなというところ。ややしつこいなと思う部分もあったので、そのあたりは改善してほしい。
(30代/男性/年収400万円~600万円未満/岐阜県)
【選んだ理由】提携不動産会社数が2300社と多くあるので、それだけ優良な不動産会社を探せると思ってここを選びました。
【良かった点】査定できる不動産の種類が多いところが良かったです。投資用物件や農地などの不動産まで査定に対応しているところが良かったです。
【改善してほしい点】思ったよりも営業の電話がかかってくることがあったので、そこの部分を改善して欲しいです。電話をかけてくる頻度をもう少し減らして欲しいです。
(40代/男性/年収400万円~600万円未満/千葉県)
【選んだ理由】有名なものとして知っていた。以前からも認知しているくらい広告などで紹介されていた。そのことから信頼性と満足感が高いと期待があったから一番に選んだ。
【良かった点】依頼完了までがとにかく楽だったこと。直感的に操作しやすく、初心者でも困難がなかった。査定対象になる物件、エリアが豊富で、人をほとんど選ばずに扱えるのが良かった。
【改善してほしい点】細かい事を聴きたい際に電話での対応が無いのが困る。電話対応もしてくれるならもっと良くなると思う。
(30代/男性/年収200万円~400万円未満/千葉県)
【選んだ理由】情報提供が正確、かつ迅速です。また、口コミサイトでも確固たる実績があります。
【良かった点】上述と同様な意見になりますが、知りたい情報数値が迅速かつある程度的確に得られます。また、信頼度も高いので安心できます。
【改善してほしい点】個人情報を提出しているので、登録時の自身の情報を「たらいまわし」にしないでほしい。
(50代/男性/年収400万円~600万円未満/栃木県)
【選んだ理由】数あるサイトの中でイエウールを選んだのは、どこを見てもこの名前があり、知名度が高くて安心感があったからです。
【良かった点】色々と個別に調べなくても一括で数社の査定価格を知る事が出来て、非常に合理的な点になります。
【改善してほしい点】改善して欲しい点についてですが、すみませんが思いつかないです。
(50代/男性/年収400万円~600万円未満/大阪府)
【選んだ理由】SNSの広告でイエウールの存在を知り、現在の日本の不動産は上がっていることを言っていたので、自分の家はどれくらいで売れるのだろうと思い、利用してみました。
【良かった点】複数社の不動産査定額を一括で見ることができたので、比較しやすかったのは良い点だなと感じています。
【改善してほしい点】査定してもらった不動産会社からのEメールが鬱陶しいと感じています。自分は、不動産の査定額を見たいだけで売る気はあまりなかったので、頻度に不動産会社から、メールが送られてくるのを対応するのが面倒に感じました。
(40代/男性/年収200万円~400万円未満/大阪府)
【選んだ理由】口コミで初心者でも安心して利用できるサイトだと書かれていたのと、査定のみでも無料で利用できるのがいいなと思ったからです。
【良かった点】サイトを開くと自動的にチャットのような形になって、簡単な入力で査定に進めるようになっていました。時間もかからなかったのでよかったです。
【改善してほしい点】キャンセルしたい時に直接不動産会社に電話をしなければいけないのが面倒だなと感じました。
(30代/女性/年収200万円未満/高知県)
【選んだ理由】不動産一括査定サイトの中でも大手の部類に入るため、安心して利用できるという点と、問い合わせの際の対応が迅速だったからです。
【良かった点】ほかの不動産一括査定サイトと比較しても、連携している不動産会社が多く、大手から地方(地元)の小さい不動産会社まであったからです。
【改善してほしい点】営業の電話が思っていたよりも多く、普段のやりとりはメールが中心なのに、こういうときは電話なのかと思いました。
(20代/女性/年収400万円~600万円未満/大阪府)
【選んだ理由】すでに利用した友人が、サイトが見やすく知りたい情報をすぐに探すことができたと評判でしたし、ネットで口コミなどを見ても信頼できると思えたからです。
【良かった点】サイトに掲示されている情報が見やすく構成も良かったので、あまり知識のない自分でも安心して利用できましたし、売却にあたってのノウハウを知ることができ良かったです。
【改善してほしい点】査定結果に対する理由や具体的な内容があまり知らされなかったので査定額の妥当性をもっと明確に知りたいです。
(40代/女性/年収400万円~600万円未満/埼玉県)
[/su_tab] [su_tab title=”SUUMOの口コミ” disabled=”no” anchor=”” url=”” target=”blank” class=””]
【選んだ理由】サイトがシンプルで使いやすかった。大手なので安心感があり信頼できそうだったから。また選択肢が非常に多いので効率的に比較検討することができる点も素晴らしい。
【良かった点】数多くの業者からの見積もりを一括でとることができるので時間短縮になり効率的な売却の準備ができたところが一番助かった。
【改善してほしい点】電話やメールがどんどんかかってくるのが鬱陶しかった。完全に必要のない電話やメールを拒否できるようなシステムがあれば良いと感じた。
(40代/女性/年収600万円~800万円未満/神奈川県)
【選んだ理由】有名ですしsuumoで家を買ったり売ったりしたことが過去にあって信頼できるので。
【良かった点】操作が簡単ですし細かい条件をつけて査定できるので使いやすい点です。
【改善してほしい点】特にありませんが、問い合わせてもやや返信が遅い点くらいです。
(50代/男性/年収400万円~600万円未満/北海道)
【選んだ理由】SUUMOは数ある不動産一括査定サイトの中でも有名なサイトで信頼できると思ったというのがありました。
【良かった点】不動産一括査定サイトを利用したおかげで簡単に複数の不動産会社の査定を受けることができたのが良かったです。
【改善してほしい点】不動産一括査定サイトの改善して欲しいところは営業の電話があったのでそういうのはないようにして欲しいというのがあります。
(40代/男性/年収200万円~400万円未満/島根県)
【選んだ理由】友達にすすめられたのと色々調べていく中で口コミで非常に評判がいいのが分かったのとリクルートという自分が知っている会社が運営しているのを知ったから。
【良かった点】非常にサイトが見やすくて検索も簡単にできるので便利で非常に良かったのと時間があまりかからなかった点が良かった点です。
【改善してほしい点】匿名査定が出来ず色々と個人情報を入れなければいけなかったので入れなくても査定できるようにしてほしかった。
(30代/男性/年収200万円~400万円未満/神奈川県)
【選んだ理由】業界最大手の会社ですので信頼度が高いのでお願いしてみました。実際にこの会社については知らない人はいないと思います。
【良かった点】6社の査定が出てきましたが、瞬時で査定額がでてきたのでびっくりしました。査定金額も思ったものよりかなり高いのでありがたいと思いました。
【改善してほしい点】一度査定をお願いすると、しつこく電話が来たり、メールも頻繁に来ますので、もう少し静かにしてもらいたいと思います。
(60代/男性/年収200万円~400万円未満/千葉県)
【選んだ理由】口コミがよく大手の不動産関連サービス業者で安心感があったからです。また簡単な入力で手軽に使えるのも良かったです。
【良かった点】ひとつひとつの不動産業者に連絡をしなくても一括で査定をしてもらえるので利便性が高いと思いました。
【改善してほしい点】参加している不動産会社の中には、連絡がしつこいところもあったので厳選してほしいです。
(40代/女性/年収200万円未満/東京都)
【選んだ理由】以前に不動産の賃貸の際も、SUUMOを利用して探して契約した経緯があったため、馴染みのあるサービスであった点が大きかったです。
【良かった点】大体いくらくらいの価値がわからず、漠然としたイメージしかなかった状態から、ある程度値段感が見えてきたので良かったです。
【改善してほしい点】個人情報の入力が多く、今後何か不利益があるのではないか、無理な営業などがあるのではないかという不信感があった。
(20代/男性/年収600万円~800万円未満/東京都)
【選んだ理由】リクルートが運営している大手なので丁寧に対応して頂けると考えてSUUMOにしました。
【良かった点】各社で価格が大きく違っていることが分かりました。その地域に強い会社(力を入れている)と弱い会社が有ることが理解出来ました。
【改善してほしい点】どこの一括査定でも情報を入力する必要は有りますが、情報が正しく取り扱われると思いますが、売却よりも購入、賃貸の方に力入れている感じがします。
(40代/男性/年収1500万円~2000万円未満/東京都)
[/su_tab] [su_tab title=”すまいValueの口コミ” disabled=”no” anchor=”” url=”” target=”blank” class=””]
【選んだ理由】まず、すまいバリューに加盟している不動産業者が三菱地所系など大手の不動産業者が多く、安心感があるのではと思った。次に、大手の不動産業者が多いので変なことはしないと思った。
【良かった点】すまいバリューに加盟している不動産業者が三菱地所系など大手の不動産業者が多く、担当者の言葉遣いなど安定感がある人が多かった。
【改善してほしい点】メールで連絡をして欲しいという希望を記載したにもかかわらず、電話電話で対応する業者があった。
(50代/男性/年収600万円~800万円未満/未回答)
【選んだ理由】検索したら出てきたので。情報を入力する際に不明なところは空欄でもよかったので、とりあえずの気持ちで査定依頼できた。
【良かった点】数社から見積もりがきたので、いくつかの見積もりを見比べることができた。入力も簡単で手軽にできた。
【改善してほしい点】営業電話がこないようにとりあえずメールなどで見積もりが欲しいと記載したが、そのあとしばらく電話が鳴り続けたので、こちらの希望は確認してくれないのだなと思った。
(40代/女性/年収200万円~400万円未満/埼玉県)
【選んだ理由】大手不動産会社が直営しているサイトにつき集客力が優れているとのことで高く売却できそうだなという期待があったことと、実際に成約実績も多く信頼感があったからです。
【良かった点】インターネットで簡単に申し込みができるため、手間をかけずに複数の見積もりが得られ効率的でした。各社の査定額が比較でき相場を理解できた点も良かったです。申し込みした後からすぐに各社からの連絡があり迅速な対応も評価できました。
【改善してほしい点】 私がまだ売るか検討段階で申し込んだのもあるのですが、営業電話が正直しつこすぎました。値段を知りたいという理由だけで使うのは、不動産会社の営業マンとしても迷惑かと思うのですが、そういう考えで使用される方もたくさんいると思うので、あまりにもしつこい営業電話は改善して欲しいと思いました。
(30代/女性/年収800万円~1000万円未満/神奈川県)
[/su_tab] [su_tab title=”その他の口コミ” disabled=”no” anchor=”” url=”” target=”blank” class=””]
【利用したサイト】リビンマッチ
【選んだ理由】インターネット広告などでもよく見かけるサイトだったので、有名で信頼できるサービスだと思ったからです。
【良かった点】対応している会社の数が多く、自分が思っていた以上の査定額を出す会社もあったことです。また、手間なく一括で査定できるので、時間がかからないことも良いと思いました。
【改善してほしい点】査定にあたり不動産を売却した経験がない自分にとっては、情報量が多くどこを重視してみれば良いのかが分かりづらかったです。
(20代/男性/年収600万円~800万円未満/千葉県)
【利用したサイト】HOME4U
【選んだ理由】まず、運営しているのがNTTグループの企業なので、信頼性や安心感が高い。また、提携社数が2300社もある上、対象物件も戸建てやマンションなど住宅だけでなく、店舗や倉庫など事業用物件までカバーしており、幅広い選択肢も魅力に感じたから。
【良かった点】運営会社がNTTデータなので、査定サイトのセキュリティには万全の対策が施されており、個人情報も安心して入力することが出来た。また、提携している不動産会社に対しても、常時の監視体制を取り入れており、質の低い会社を排除する仕組み。この点でも、安心して査定を依頼することが出来た理由である。
【改善してほしい点】査定依頼できる不動産会社の最大数は、6社のみ。これ以上の複数社に査定依頼したかったので、満足度が落ちてしまった。改善を求める。
(50代/男性/年収600万円~800万円未満/東京都)
【利用したサイト】HOME4U
【選んだ理由】NTTグループが運営しているサイトであり、参加している企業も大手が多いので、安心して利用できると思ったから。
【良かった点】自宅の価値がおおよそであるが分かり預貯金、有価証券などと併せて、自分の財産がわかった。また、それを基に遺言書の作成をすることができた。
【改善してほしい点】しつこい勧誘はないと聞いていたが、1社のみ、メールや電話でしつこい勧誘があった。断りの返事をしたら電話はなくなったが、営業電話はいっぱいこないと謡っていたが、実際は違った。1社だけですが…。そういう会社は排除してほしい。
(60代/男性/年収600万円~800万円未満/静岡県)
【利用したサイト】リビンマッチ
【選んだ理由】色々探していたところ、地元密着型で、一括査定の数も多かったから。LINE登録で簡単に見積もり依頼が可能と書いてあったため。
【良かった点】すぐに複数社から連絡があり、対応の速さがよかった。一括査定のため似た業者があり、絞り込みをするのが楽だった。
【改善してほしい点】はじめの対応は早かったが、2回目以降の連絡などは少し対応が遅く感じた。
(40代/男性/年収600万円~800万円未満/大阪府)
[/su_tab][/su_tabs]




困ったことは「営業電話が多い」が圧倒的

困ったことについて聞くと、「営業電話が多かった」が圧倒的多数でした。
一括査定では複数の不動産会社に同時に情報が届くため、各社がいち早く接触しようと連絡してきます。特に申し込み直後は電話が集中しやすい傾向があります。
ただし、「一度電話に出て要件を伝えれば、その後しつこく電話が来ることはなかった」という声も多く、最初の対応さえしっかりすれば問題は軽減できます。
一括査定サイトでは、査定を依頼した各社から電話がかかってくるのが一般的です。営業電話の多さは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
また、営業電話の頻度についても、当初の予想と比べてどうだったかアンケートを取ったところ、次のような結果となりました。

「予想より多かった」と答えた人が約半数でした。一括査定を初めて利用する方にとっては、予想以上に電話がかかってくると感じるケースが多いようです。対策としては以下が有効です。
- 備考欄に「メール連絡希望」と記入する
- 連絡可能な時間帯を明記する
- 対応が不要な会社には早めにはっきり断る
なお、一括査定サイトでは備考欄に「メールで連絡を希望」などと記入しておくとメールでのやりとりもできます。

連絡手段の利用状況では、メールを利用した人が電話希望の人より多い結果となりました。最近の一括査定サイトでは、連絡手段の希望を指定できるフォームが増えています。「電話が苦手」という方は、申し込み時にメール希望と明記しておきましょう。
アンケートによると、紹介された各不動産会社との連絡手段にメールを利用していた人は、電話を希望していた人よりも多い結果となりました。営業電話が苦手な人はメールを希望してみるのもおすすめの方法です。

紹介を受けた社数:「2〜3社」が最多

実際に何社の紹介を受けたかという質問では、「2〜3社」が半数以上でした。7社以上と答えた人は0人という結果で、実際には2〜3社を目安とするのが現実的です。
物件のエリアや種別によって対応可能な会社数は変わりますが、比較するには最低2社、できれば3社以上に依頼するのがおすすめです。
一括査定サイトを利用して相場を把握したい場合、最低でも3社以上を比べるのがおすすめです。紹介されたのが2社以下の場合、複数の一括査定サイトを併用してみましょう。
一括査定のメリット:「複数社の比較」が最多

一括査定のメリットを聞いたところ、「複数の査定結果を比較できる」が最多回答でした。
1社だけの査定では適正価格かどうか判断しにくいですが、複数社を比較することで相場観をつかめるのが最大の利点です。
不動産一括査定サイトでは同時に同条件で査定をするので、個別に依頼するより結果の比較をしやすくなっています。
満足度:9割が「普通〜やや満足」

総合満足度について聞くと、9割の人が「普通〜やや満足」と回答しました。
「非常に満足」を選んだ人はいなかったものの、半数以上がおおむね満足しており、全体としては「利用して損はない」という評価です。ただし、営業電話への不満が満足度を下げている要因であることも読み取れます。
最高点の「非常に満足」を選ぶ人はいませんでしたが、半分以上の人はおおむね満足しているのがわかります。不満を抱える人も1割程度と少ない結果です。全体的に見て、不動産一括査定サイトを利用しても無駄にはならないといえるでしょう。

利用者の口コミでわかったメリット3選
アンケートの回答や口コミから見えてきた、不動産一括査定の主なメリットを3つ紹介します。
メリット①:手間なく複数社に査定依頼できる
一括査定の最大のメリットは、1回の入力で複数社にまとめて査定依頼ができる点です。
1社ずつ個別に連絡する手間が省けるため、忙しい方でも効率的に査定を進められます。利用者からは以下の声が寄せられました。
- 「物件情報を何度も入力しなくて済むのがラク」
- 「一度に複数社に依頼できるので、比較がしやすかった」
メリット②:相場を把握しやすい
複数の査定結果を並べて比較することで、「自分の不動産がいくらくらいで売れるか」という相場観をつかめます。
1社だけの査定額では高いのか安いのか判断できませんが、3社以上の査定結果を比較すれば、おおよその適正価格が見えてきます。
- 「3社の査定額を比較して、だいたいの相場がわかった」
- 「想定より高い査定額が出て、売却に踏み切る決心がついた」
メリット③:地域密着型など知らなかった会社に出会える
一括査定を利用することで、自分では見つけられなかった不動産会社と出会えるケースがあります。
大手だけでなく地域密着型の不動産会社も提携しているため、エリアに精通した会社を見つけやすいのもメリットです。
- 「地域密着型の会社も選べて、地元の相場に詳しい担当者に出会えた」
- 「聞いたことのない会社だったが、対応がとても丁寧で信頼できた」

利用者の口コミでわかったデメリット・注意点3選
メリットだけでなく、利用者が実際に感じたデメリット・注意点もしっかり把握しておきましょう。
デメリット①:営業電話が多い
アンケートで最も多かった不満が「営業電話の多さ」です。
一括査定では複数の不動産会社に同時に情報が届くため、申し込み直後に各社から一斉に電話がかかってくることがあります。
- 「営業電話がとにかく多かった」
- 「申し込んだ直後に3社から立て続けに電話が来て驚いた」
対策: 備考欄に「メール連絡希望」と記入するだけで、電話の頻度を大幅に減らせます。また、不要な営業には「売却の意志はない」「検討を中断した」と明確に伝えましょう。それでもしつこい場合は、一括査定サイトの窓口に相談できます。

デメリット②:査定額にばらつきがある
複数社から査定を受けると、会社によって査定額に数百万円の差が出ることがあります。
査定額は各社の算出方法や営業方針によって異なるため、ばらつきが生じるのは自然なことです。ただし、相場から極端に高い査定額を提示する会社には注意が必要です。高額査定で媒介契約を獲得し、後から値下げを提案するケースもあります。
- 「最高額と最低額で500万円以上の差があり、どれを信じていいかわからなかった」
- 「高すぎる査定額に飛びついて後悔しかけた」
対策: 査定額だけで判断せず、根拠(周辺の成約事例、路線価など)をセットで確認しましょう。根拠が曖昧な高額査定は要注意です。
デメリット③:地方は対応会社が少ない場合がある
一括査定サイトは都市部に強い傾向があり、地方や郊外では対応できる不動産会社が少ない場合があります。
- 「地方の物件だったため、対応できる会社が1社しか表示されなかった」
対策: 地方物件の場合は、複数の一括査定サイトを併用するか、地元の不動産会社に直接連絡することも検討しましょう。

不動産一括査定で後悔しないための5つのコツ
アンケート結果と利用者の声をふまえ、一括査定で後悔しないためのコツを5つにまとめました。
コツ①:備考欄に「メール連絡希望」と記入する
アンケートで最も多かった不満が営業電話だったことから、最初の申し込み時点で「メールでの連絡を希望します」と備考欄に記入するのが最も効果的な対策です。
あわせて「電話可能な時間帯は○時〜○時」と記入しておくと、不意の電話を防ぎやすくなります。
コツ②:査定額は「根拠」とセットで確認する
複数社の査定額を比較する際は、金額の大小だけで判断しないことが重要です。
各社の査定額には必ず根拠があり、宅地建物取引業法第34条の2では、不動産会社に対して査定額の根拠を明示する義務が定められています。根拠を確認することで、信頼できる会社かどうかを見極められます。
確認すべきポイント:
- 周辺の成約事例(類似物件の売却実績)
- 路線価や公示地価との比較
- 物件固有の評価ポイント(築年数、リフォーム歴、日当たり等)
コツ③:不要な営業にははっきり断る
「まだ検討中なので…」と曖昧な返答をすると、不動産会社は見込み客として連絡を続けます。売却の意志がない場合は「売却は検討していません」とはっきり伝えるのが一番の対策です。
断っても同じ会社からしつこく連絡が来る場合は、一括査定サイトの運営会社に報告しましょう。多くのサイトでは利用者保護の窓口を設けています。
コツ④:査定額はあくまで「参考価格」と心得る
査定額はあくまで「この価格で売れる可能性がある」という参考価格であり、実際の成約価格とは異なる場合があります。
査定額どおりに売れるとは限らないため、資金計画にはゆとりを持たせておくことが大切です。
コツ⑤:2〜3サイトの併用で比較精度を上げる
1つのサイトだけでは提携会社に偏りが出ることがあります。2〜3つの一括査定サイトを併用すれば、より多くの会社から査定を受けられ、比較精度が上がります。
アンケートでも、複数サイトを利用した人のほうが満足度が高い傾向が見られました。

不動産一括査定以外で相場を調べる方法
「一括査定はまだ早いかも」という方向けに、個人情報の入力なしで不動産の相場を調べられる方法を紹介します。
AI査定(匿名査定)
不動産会社が提供するAI査定サービスでは、個人情報を入力せずに概算の査定額を知ることができます。
物件情報を入力するだけで即座に結果が表示されるため、「まず目安を知りたい」という方に向いています。ただし、精度は一括査定の机上査定より低い傾向があります。
不動産情報ライブラリ
国土交通省が運営する「不動産情報ライブラリ」では、過去の不動産取引価格情報をエリアごとに検索できます。
実際の成約価格データをもとに相場を把握できるため、信頼性の高い情報源です。
※参考:国土交通省|不動産情報ライブラリ
不動産ポータルサイト
SUUMO、HOME’S、at homeなどの不動産ポータルサイトで、類似物件の売り出し価格を確認する方法です。
ただし、ポータルサイトに掲載されているのは「売り出し価格」であって「成約価格」ではない点に注意が必要です。成約価格は売り出し価格より低くなることが一般的です。
不動産一括査定のよくある質問
不動産一括査定に関してよくある疑問にお答えします。
まとめ
不動産一括査定は、1回の入力で複数社に査定を依頼でき、効率的に相場を把握できる便利なサービスです。
今回の経験者30人へのアンケートからは、以下のポイントが見えてきました。
- 9割がおおむね満足と回答、利用して損はないサービス
- 「複数社の比較ができる」ことが最大のメリット
- 「営業電話の多さ」が最大の懸念点(備考欄にメール希望と記入するだけで軽減可能)
- 紹介を受けた社数は2〜3社が現実的
- 査定額にはばらつきがあるため、根拠をセットで確認することが重要
これから不動産の売却を検討している方は、まず一括査定で相場を把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。

