近年、不動産クラウドファンディングやJ-REIT(不動産投資信託)といった、少額から始められる不動産投資サービスが注目を集めています。
従来の「物件を購入して賃貸収入を得る投資」と比べてハードルが低いこともあり、幅広い世代や職業の人々が資産運用の一環として活用するようになってきました。
では、実際にクラファンやREITを利用している不動産投資者はどのような属性を持っているのでしょうか。
資産活用おすすめナビ運営チームでは、クラウドファンディング・J-REITによる不動産投資の経験がある全国の男女180人を対象に、アンケートを実施しました。
性別や年代、年収、投資を始めた年齢、初めての投資額などを調査した結果から、その特徴を明らかにしましたので、ぜひ参考にしてください。
クラウドファンディング・J-REITによる不動産投資の意識調査結果まとめ
- 性別は男性が「6割超」だが、女性投資家も「約4割」に達しており、幅広い層に浸透している
- 年代は「30〜40代」が中心で、投資開始年齢も同世代に集中
- 居住地は「関東」や「近畿」といった大都市圏が多い一方、地方からの参加者も一定数あり
- 世帯年収は「300万〜800万円未満が6割以上」で、中間所得層の利用が目立つ
- 初めての投資は「5万円未満」から始める人が最も多く、投資デビューのハードルが下がりつつある
アンケートの調査概要
| 調査名 | クラウドファンディング・J-REITによる不動産投資に関する意識調査 |
|---|---|
| 調査方法 | クラウドワークス |
| 調査期間 | 2025年07月17日〜7月31日 |
| アンケート回答者総数 | 180人 |
※調査結果データの引用、転載に際しては必ず「クラウドファンディング・J-REITによる不動産投資に関する意識調査|資産活用おすすめナビ運営チーム調べ」と記載してください。
性別は男性が6割、女性も約4割が投資に参加している

回答者のうち男性が60.6%、女性が38.3%と、やや男性が多い結果となりました。
不動産投資というと従来は男性中心になりがちでしたが、クラウドファンディングやREITのような少額から投資可能なサービスの普及によって、女性投資家の割合も約4割に達しているのは注目すべき点です。
特に近年は、共働き世帯の増加や資産形成への関心の高まりを背景に、女性の積極的な投資参加が広がっていると考えられます。
その他・未回答は1.1%と少数でしたが、性別にとらわれず投資に参加できる環境が整いつつあることを示しているとも言えるでしょう。
クラファンやREITは「少額から始めやすい」「知識がなくても分散投資できる」といった特徴を持つため、投資経験が浅い女性や多様な属性の人々に受け入れられていると考えられます。
不動産投資型クラウドファンディングについて詳しく知りたい方や、おすすめのサービスを知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

30代・40代が7割超!若い世代が中心に

年代別では、30代が40.6%と最も多く、次いで40代が30.6%、20代が10.6%となりました。つまり、全体の約7割が20〜40代の比較的若い世代に集中しています。
クラファンやREITは、従来の不動産投資に比べて初期費用が少額で済むことから、資産形成を意識し始める30代や、早いうちに投資経験を積みたい20代に適している投資方法といえます。
また、老後資金やセカンドライフを意識する50代以上は18.2%にとどまりました。高額な現物不動産投資ではなく、少額から始められる投資を選ぶことで、若い世代が無理なく「試しながら資産運用できる」という傾向が浮き彫りになっています。
この点からも、クラファンやREITは若年〜中堅世代の投資入門として機能していると分析できます。
もし、これから不動産投資を始めてみたいと考えているのなら、以下の記事もおすすめです。


20代で不動産投資を始めるメリットや注意点について解説した以下の記事も参考にしてください。

居住地は都市部に集中、地方からの参加も一定数あり

居住エリアを見ると、最も多かったのは関東地方で38.3%、次いで近畿地方17.8%、中部地方16.1%と、大都市圏に住む人の割合が高い結果となりました。
不動産投資自体が都市部の物件や市況と結びつきやすいため、情報へのアクセスや投資への関心が強い都市圏居住者が多くなるのは自然な流れです。
一方で、北海道地方(6.1%)、九州・沖縄地方(9.4%)といった地方圏からの参加者も一定数存在しています。クラファンやREITの特徴は、住んでいる場所に関係なく全国の不動産に投資できる点にあります。
そのため、地方在住者が「都市部の不動産市況に投資できる手段」として活用しているケースが多いと考えられます。
四国地方は0.6%と少数にとどまりましたが、今後サービスの認知度が高まれば、地方からの参加者はさらに増える可能性があります。
土地の有効利用方法について都市部と郊外でそれぞれ解説した次の記事もぜひ参考にしてください。

世帯年収は300万〜800万円未満が過半数、中間層が主力

世帯年収では「500万〜800万円未満」が33.3%と最多で、次いで「300万〜500万円未満」が28.3%でした。
年収300万〜800万円の層で全体の6割を占めており、いわゆる中間所得層がクラファンやREITの主な投資者層となっていることがわかります。
従来の不動産投資は「高年収層の副収入手段」というイメージが強いですが、少額から始められるクラファンやREITが登場したことで、より幅広い所得層が投資に参加できるようになりました。
また、年収1,000万円以上の層も13.4%存在しており、富裕層が資産分散の一環としてクラファンやREITを活用していることも示されています。
逆に、年収2,000万円以上の回答者は1%未満にとどまったため、現物不動産や他の投資手法を選ぶ傾向があると考えられます。
クラファンやREITに限らず、おすすめの不動産投資会社を幅広く知りたい方は、ランキング形式で紹介した以下の記事もおすすめです。

会社員が6割を占める一方、自営業やフリーランスも多い

職業別では「会社員(一般)」が52.8%と過半数を占め、次いで「フリーランス・自営業」13.3%、「会社員(専門・管理職)」11.1%となりました。
つまり、会社員層だけで全体の約6割を占める結果です。会社員は毎月の安定収入を活かして、給与からの積立や余剰資金を少額投資に回しているケースが多いと推測できます。
また、フリーランスや自営業は収入が変動しやすいため、流動性の高い投資手法としてクラファンやREITを選んでいる可能性があります。
専業主婦(夫)は3.3%にとどまりましたが、共働き家庭の増加や家計管理の一環として投資に関わる人も一定数いるようです。
「会社役員」や「その他」も合計で約13%存在しており、幅広い職業層に浸透している点が特徴的です。
なお、その他も含めた最終的な職業分布は次のとおりです。
| 会社役員 | 7人 |
|---|---|
| 会社員(一般職) | 95人 |
| 会社員(専門職・管理職) | 20人 |
| オーナー経営者(店舗・法人経営など) | 3人 |
| 不動産経営(物件所有者など) | 0人 |
| 公務員・教務員 | 4人 |
| 医師・看護師 | 2人 |
| 士業(公認会計士/弁護士/税理士/司法書士など) | 1人 |
| 自営業・フリーランス | 25人 |
| パート・アルバイト | 12人 |
| 専業主婦/主夫 | 6人 |
| 学生 | 3人 |
| 無職 | 2人 |
投資開始年齢は30代が最多、20代から始める人も2割超

不動産投資を始めた年齢は30代が43.3%と最多で、20代が22.2%、40代が25%という結果でした。
全体の約9割が20〜40代に集中しており、「社会人としての基盤が整った時期」に投資を始める傾向があることがわかります。
特に30代は結婚や住宅購入、子育てなどライフイベントが重なる世代で、将来の資産形成を意識して投資を始める人が多いと考えられます。
また、20代からの投資スタートも2割を超えており、クラファンやREITの「少額から始めやすい」特性が若年層の投資デビューを後押ししていることが見て取れます。
一方で50代以上からのスタートは少数派であり、クラファンやREITが「早めに資産形成を意識する人々」に強く支持されていることが浮き彫りとなりました。
投資してみたいけれど知識がなくて怖い、という方には、不動産投資セミナーもおすすめです。以下の記事をぜひ参考に、不動産投資を始めてみるとよいでしょう。

初めての投資は「20万円未満」が6割、少額からデビューが多数

初めての投資に使った自己資金は「5万円未満」が27.2%で最も多く、次いで「5〜10万円未満」が17.2%、「10〜20万円未満」が19.4%でした。
つまり、全体の約6割が20万円未満の少額から投資を始めているという結果です。
クラファンやREITの最大の特徴は「低額から気軽に始められる」点にあり、投資経験が浅い層にとって大きなハードルを下げていることがわかります。
また、50〜100万円未満の中額投資も14.4%存在しており、ある程度の資金余力を持つ層も参入しているのが特徴です。
一方で、300万円以上を初回から投じた人はわずか2.2%にとどまりました。これは従来型の不動産投資との大きな違いであり、クラファンやREITが「小さく始めて、少しずつ投資経験を積む」入口として機能していることを裏付ける結果といえるでしょう。
少額から始められる、人気の高い不動産クラウドファンディングサービスとしては「COZUCHI」があります。評判や口コミを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

まとめ
今回の調査を通じて見えてきたのは、クラファンやREITを利用する不動産投資者が「これまでの不動産投資家像」とはやや異なる姿を持っているという点です。
現物の不動産を購入して賃貸経営を行う投資では高額な資金や高年収が前提となるケースが多いのに対し、クラファンやREITでは中間所得層や若い世代が積極的に参入しており、しかも少額から着実に経験を積んでいる姿が浮かび上がりました。
性別や居住地、職業なども幅広く分散しており、「一部の富裕層が担う投資」から「誰でも参加できる資産運用」へと裾野が広がっていることが特徴的です。
こうした動きは、不動産投資そのものが従来の「専門的でハードルが高いもの」から、より日常的で身近な資産形成手段へと変化しつつあることを示しています。
投資を検討している人にとっても、自分の生活スタイルや資金状況に合わせて選択肢を広げられる時代になったといえるでしょう。
なお、不動産クラウドファンディングに対する人々の意識についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの調査結果もぜひご覧ください。


アンケート結果の利用について
調査結果データの引用、転載に際しては必ず「クラウドファンディング・J-REITによる不動産投資に関する意識調査|資産活用おすすめナビ運営チーム調べ」と記載してください。
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▼出典記載例
| ※出典:「クラウドファンディング・J-REITによる不動産投資に関する意識調査」| 資産活用おすすめナビ運営チーム調べ |

